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曹洞宗

【般若心経】の教えと【無苦集滅道】わかりやすくまとめました

 

 

曹洞宗は、お釈迦さまより歴代の祖師方によって相続されてきた「正伝の仏法」を依りどころとする宗派です。それは坐禅の教えを依りどころにしており、坐禅の実践によって得る身と心のやすらぎが、そのまま「仏の姿」であると自覚することにあります。

そして坐禅の精神による行住坐臥(※)の生活に安住し、お互い安らかでおだやかな日々を送ることに、人間として生まれてきたこの世に価値を見いだしていこうというのです。

※「行」とは歩くこと、「住」とはとどまること、「坐」とは坐ること、「臥」とは寝ることで、生活すべてを指します。

 

般若心経は私達に最も馴染みのあるお経で、よく写経のお手本として使われております。

 

般若心経は中国の玄奘三蔵(じょうげんさんぞう)が630年頃唐の時代にインドから持ち帰り4年の歳月をかけて漢訳したものです。

般若心経の正式な名前は、摩訶般若波羅蜜多心経(まかはんにゃはらみったしんぎょう)といいます。魔訶とは(大きい、優れた)、般若とはサンスクリット語のプラジュニャー、あるいはパンニャーの音訳語であり、意味は智慧(ちえ)のことです。

日常の生活の知恵ではなく、ほとけの御教えを表す智慧を意味する言葉です。その智慧が悟りの境地まで達成された状態を般若波羅密多と言います。

摩訶般若波羅蜜多心経のの文字は、胸の中にある大切な心臓の意味です。

 

古来より人の心と体を支配しているのは心臓であり命その物の成立せしめるものと考えられていました。般若心経は文字通り心経として般若経典の真髄を伝えるお経として親しまれており、多様なほとけの教えの中でも最も大切なお経とされております。

 

こし庵
心経は英語でHeart Sutra 般若経の要を教えてくれるだけでなく、仏教においてその心臓に値する程大切な経典らしいです

 

般若心経は262文字の経典で無・不・空という文字が繰り返し使われ、実に37回も登場します。般若心経はは観自在菩薩、つまり観音様がお釈迦さまの弟子の舎利弗(シャリホツ)に「五蘊ごうん」つまり物事の成り立ちを説明する5つの要素が全てであると深く理解し見極める事によって仏様の智慧を実践したと示すところから始まります。その中で有名な言葉、色即是空しきそくぜくうがでてきます。は人間の体、形あるものは独立して存在しているのではなく、つまり物事は縁起によってなりたっているという意味です。空即是色くうそくぜいしきによって変化しているのが人間の体、物事の形であり、この世であるという事です。

五蘊ごうん」物事の成り立ちを説明する5つの要素が全て空ですので、人間の体、分質だけでなく世界・宇宙を感じ行動・自覚・心の動きも全てでありさまざまな縁により変化を伴って成り立っているのです。そして観音様が全てであると見極められたように、「相手の事をあるがままに見る事ができれば、相手に対しても、自分に対しても互いの関わりとそれがもたらす変化に信頼をよせ理解を深めていくことができるでしょう」と言われてます。

 

こし庵
何だか段々と難しくなってきた(;一_一)

 

舎利子。

色不異空。 空不異色。 色即是空。 空即是色。

受想行識。 亦復如是。

 

舎利子よ。世の中の全ての存在・現象の形(色)は何も見えてない実体がない(空)という世界と実体がないからと異なることもないし、一時的な形(色)として存在し現象として現れる。
目に見える(色)あるものは、すなわち実体なきものであり、実体なきものは、つまりは(色)あるものである。(常に変化している)感覚(受)も、概念(想)も、意志(行)も、意識(識)も同様に実体がない(空)が存在する。

舎利子。 是諸法空相。

不生不滅。 不垢不浄。 不増不減。

舎利子よ。全てのものは実体がなく変化する性質がある。み仏の眼で見ると実体のない姿(空)であり、広く大きな仏さまの世界から見れば、生ずることもなく、滅することもなく、汚れたものでもなく、清らかなものでもない。増えることもなく、減ることもない。実体がない(色)は(空)


是故空中。

無色無受想行識。 無眼耳鼻舌身意。

無色声香味触法。 無眼界 乃至無意識界。

 

「私たちは空という本性の中にいます。ではここにいる私とは一体なんでありましょうか。私が空ならば、存在しないということでしょうか。眼に映る世界もなくそれらを受けとめる、心の世界(意識)もない。迷いもなく悟りもない、老いることや死ぬこともなく老いや死がなくなることもない。苦しみも、苦しみの原因も、苦しみが無くなることも、悟りへの方法もない。

感覚(受)も、概念(想)も、意志(行)も、意識(識)もない。眼、耳、鼻、舌、身体、意識といった感覚もない(感覚に頼り過ぎてはいけない)。形、音、香り、味、触覚、心の器官もない。このように、こだわるべき私は実体としては存在していないのです。」


無無明 亦無無明尽。 乃至無老死。

亦無老死尽。

 

「全ては空なのです。眼に映る世界もなくそれらを受けとめる心の世界(意識)もない。迷いもなく悟りもない老いることや死ぬこともなく老いや死がなくなることもない。苦しみも、苦しみの原因も、苦しみが無くなることも、悟りへの方法もない。何も得るものがないからこそ、悟りを求める者はとらわれなき大いなる智慧(空)をより所とする。

空という真理に目を開こうとしない事の根本は無知(ものの道理)から始まっています(無明)。無知から私の意識が生まれ、生きている間にこだわりが起こり、それによって苦悩が生じます。(老死)無明はなくなるものでもありません、人間が自我的立場で迷いと苦しみを重ねている限りでは無明はその根本原因となり、心にとらわれるものがないから恐怖や不安から解脱できるのです。」

 

こし庵
ちょ~わかりませ~ん( ̄▽ ̄)


無苦集滅道。 無智亦無得。

以無所得故。

 

言葉で理解する事と、それを思いのままに行える事との間には大きな違いがあります。常日頃、頭で覚えてるから自分は簡単に、できると思い、物事に挑んでみるが、しかし全く思い通りに行かない事を仏教に於いてはと表します。
仏教ではその原因を突き止めてその苦しみを明らかにして、それをするために、正しい教を学んで行く事ができます。

これを「苦集滅道」、その教えを「四聖諦ししょうたい」お釈迦さまの説かれた4っの教えから成り立っています。

苦諦(くたい)・人生(世の中)は思い通り行かないものだ
集諦(じつたい)・人間の欲望が集めたものにより心に迷いが生じること。
滅諦(めつたい)・迷いから生じる苦の原因を突き止めて滅亡させること
道諦(どうたい)・理想の道に到達するには八つの正しい道「八正道(はっしょうどう)」を実践すること。

八生道とは文字通り8っの正しい道のことで、1正見(正しく見て)2正思惟(正しく考え)3正語(正しい言葉)4正業(正しい行い)5正命(健全な生活を送り)6正精進(正しい努力でもって真実の教えを心に正しく留め)7正念(心が惑わされることなく)8正定(正しい状態に定まる)以上八つのことで、修行をつんで私たちは煩悩を消滅することができ、その結果、苦しみから抜け出ることができると説いたのです。

般若心経において観音様は正しく実践し尽くす事により悟りに至る事ができれば、もはやそれまでの道すらに、こだわりを持つべきものではない、とこの四聖諦の前に無苦集滅道と示されてます。
という言葉を付ける事により、こだわりを離れよと説いているのです。思い通りにならない事にいつまでも執着せず、こだわりを離れる事により正しい生活や、目指すべき新しい道が見えてくると言う事ではないでしょうか。


菩提薩埵。依般若波羅蜜多故。

心無罣礙

「菩薩は自らの仏の道を求めますが、真に仏の教えを勤め理解しようとする者は、その理論や理屈にとらわれるのではなく、菩薩の智慧によって心にとらわれが無くなり、どのような妄想や迷いであっても、自身の心まで見失うようなことはないのです。」


無罣礙故。 無有恐怖。

遠離一切 顛倒夢想。 究竟涅槃。

 

「心に迷いが無くなり、自由自在になると、恐怖心も無くなります。妨げが無いので 恐れもなく すべての夢のようなことや煩悩のための誤った考えやあり方も 遠くに追いやり 本当のほとけの国、究極のさとりへ到達する。」

 

三世諸仏。依般若波羅蜜多故。

得阿耨多羅三藐三菩提。

 

「過去、現在、未来の三世にわたって、多くの仏さまがおります。これらの仏たちは真実に目覚める智恵によって完全な悟りを成就された」


故知般若波羅蜜多。是大神呪。是大明呪。是無上呪。

是無等等呪。能除一切苦。真実不虚。故説般若波羅蜜多呪。

 

故に人はこれを知りなさい。この般若波羅蜜多を述べるこの大いなる呪文は、明らかに、この上もなく素晴らしい真言であり、またこの上なく優れた真言であり、さらに他と比べるものなどあり得ない無比の 真言である。全ての苦しみはこれにより解かれるのです。有ることにとらわれず、無いことにとらわれない、全ての苦しみはこれにより解かれ、そこには真実のみがあり、偽りはない。故にこの般若波羅蜜多の真言は


即説呪曰。羯諦羯諦。波羅羯諦。

波羅僧羯諦。菩提薩婆訶。般若心経

 

すなわち次のような真言である。往けよ、往けよ、彼岸に往けよ、彼岸に完全に往き着く者よ、悟りよ幸あれ。ここに究極最高の知恵の心が完成する 。

 

【偈文】本尊上供(ほんぞんじょうぐ)


上来、摩訶般若波羅蜜多心経を諷誦する功徳は大恩教主本師釈迦牟尼仏、高祖承陽大師・太祖常済大師に供養し奉り、

無上仏果菩提を荘厳す。伏して願わくは、四恩総て報じ、三有斉しく資け、法界の有情と、同じく種智を円かにせんことを。

冀う所は、○○家門繁栄、子孫長久、災障消除、諸縁吉祥ならんことを。

 

十方三世一切仏。(じーほーさんしーいーしーふー)

諸尊菩薩摩訶薩。(しーそんぶーさーもーこーさー)

摩訶般若波羅蜜。(もーこーほーじゃほーろーみー)

此の部分だけは覚えておくと良いと思います。

 

こし庵
僕たちも観音様の示された正しい教えを学び、日々の生活を改めて考えなくちゃいけないね

 

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