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仏教の歴史

【明王像の画像】9種の違い|ご利益

 

金剛夜叉明王のイラスト

 

仏像は祈りの対象です明王とは大日如来の使者であり仏像を分ける時に使う言葉で如来菩薩、明王、天部とあります。

菩薩は優しく人々を導きますが云うことを聞かない衆生がいたら、大日如来の命を受けて仏教の教えに従わない者たちを教化するのが明王です。明王の発生はヒンドゥー教のシバ神と密接な関係があるとされています。
中心的な役割を担う5名の明王は、五大明王(不動・降三世・軍荼利・大威徳・金剛夜叉)と呼ばれています。明王は大日如来そのものが変化した仏とも伝えられ大日如来は宇宙のほとけ、宇宙そのものなのです。

仏像の歴史は紀元1世紀から2世紀初頭に、ガンダーラとマトゥラーの地でそれまでタブーだった、お釈迦さまの像が刻まれたのが始まりです。

 

こし庵
明王は忿怒(ふんぬ)の形相(怒りの形相)をしており、手にはさまざまな武器をもっています。手や足、顔の数が違う異形の姿である場合がほとんどです。これはですね、人間の持つ煩悩や業、仏敵から人々を命がけで護るという現れなのです。

 

目次

 

不動明王(ふどうみょうおう)

 

「お不動さん」として親しまれている不動明王は、大日如来の化身として、その恐ろしい形相はどんな悪人でも、仏道に導くという心の決意をあらわした姿だとされています。見分け方は忿怒(ふんぬ)の相、左に垂れた髪、左手の羂索(けんじゃく)縄、右手の剣、光背の炎があるかないかという点です。不動三尊で脇侍として八大童子のうちの向かって右手が矜迦羅童子(こんがら)・左手が制多迦童子(せいたか)の2童子が控えていることもあります。

「悪魔退散、立身出世、商売繁盛、除災招福、戦勝、修行者守護、厄除災難、国家安泰、現世利益」のご利益があるとされる。また、酉年生まれ守り本尊です。酉年に生まれた人々の開運、厄除け、祈願成就を助けるといわれています。

 

木造不動明王立像(平安時代後期)メトロポリタン美術館
(京都府南丹市、九品寺伝来)

Fudō-myōō (不動明王) | Acala (Skr.: Acala, Achala अचल; "immovabl… | Flickr

 

特注の仏像販売・仏像彫刻の専門店の仏像彫刻原田
〒990-0055 山形県山形市相生町7-38
TEL:023-622-2364 FAX:023-622-2363

宇治平等院鳳凰堂

 

烏枢沙摩明王(うすさまみょうおう)

 

烏枢沙摩明王はインドでは火の神でした。世の中の一切の汚れや悪を捨て去り、不浄なものを一切焼き払い清める功徳があるとされ、便所や台所を清める神様として人々には信仰されてきました。寺院のトイレや安産祈願にも用いられます。一般的には1つの面に3つの目、手は4本それぞれに宝剣、羂索(けんじゃく)、三鈷杵(さんこしょ)、三鈷玲(さんこれい)を持つ1面4臂で全身火炎に包まれている姿です。しかし、2つ目や手が2本、6本等の像容も多く、持ち物も定まっていません。

開運、不浄除け、金運上昇、下半身の病の治癒にご利益があるとされています。また母親の母胎にいる赤ちゃんを男の子にさせる力があるとされ、男児を求める戦国武将に広く信仰されました。

富山県 瑞龍寺 烏枢沙摩明王像

【烏枢沙摩明王】
人間界と仏の世界を隔てる天界の「火生三昧」(かしょうざんまい)と呼ばれる炎の世界に住し、人間界の煩悩が仏の世界へ波及しないよう聖なる炎によって煩悩や欲望を焼き尽くす反面、仏の教えを素直に信じない民衆を何としても救わんとする慈悲の怒りを以て人々を目覚めさせようとする明王

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愛染明王(あいぜんみょうおう)

 

愛染明王は物事をむさぼり愛しそれに染まりきってしまう愚かな心、それはそのまま、さとりの心になるのだと示しています。
煩悩即菩提(ぼんのうそくぼだい)愛欲と言う煩悩に向かうエネルギーを悟りに向かうエネルギーに変える力を持つとされます。それ故に、真紅に塗られた明王の体は愛欲の激しさを表しているのでしょう。
愛染明王像は腕を6本持ち、それぞれに持物を持っています。これらの道具を使って人々を救い、正しい道へ導くとされます。左第二の手に天弓(てんきゅう)と言う弓を持ち、人々に正しい道を教えるための道具だとされています。天弓愛染明王と言う別名の由来にもなりました。左第三の手には何も持っていません。祈る人々の思いに応じて何を持つか変化するためです。

良縁成就、結婚成就、夫婦円満、無病息災、延命、戦勝、染物屋・水商売守護のご利益、その他にお産の苦しみを軽減させ、生まれてきた子供が不幸にならないようにするご利益や、子孫繁栄と言ったご利益もあります。

 

木造愛染明王坐像 東京国立博物館蔵、鎌倉時代

 

 

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孔雀明王(くじゃくみょうおう)

 

孔雀明王は他の明王とちがい穏やかな顔えをしています。古代インドでは毒蛇を捕らえて食べる孔雀が、災いや苦痛を取り除いてくれると考えられていました。また孔雀が雨季の到来を告げることから、恵みの雨をもたらす吉鳥ということで大変尊重されました。孔雀の背中に乗って、慈悲を表した女性的な菩薩の姿をしていて、他の明王とは違い武器を持っていません。

雨乞い、息災延命、災難除去のご利益があるとされています。

 

重要文化財 孔雀明王坐像 快慶作 鎌倉時代 正治2年(1200)金剛峯寺

高野山 金剛峯寺 孔雀明王坐像

 

歐洲舊藏 永樂宮廷風格、銅鎏金孔雀觀音, Vintage & Collectibles, Vintage Collectibles 在Carousell

ヨーロッパの収集、永楽宮殿スタイル、金箔青銅孔雀観音

翰林中国の金銅仏像

 

大元帥明王(だいげんすいみょうおう)

 

大元帥明王はもともと悪鬼でしたが、仏教に取り入れられて護法神(ごほうしん)となりました。全ての明王の総帥にして、絶大な力で国家を護り外敵を降伏させる。宮中では古くから戦勝や敵国粉砕、国土防衛の祈願として大元帥明王を本尊とする呪術「太元御修法(たいげんのみしほ)」が国家機密で行われたといいます。
一つの顔に6本の手があり、様々な武器を持っています。髪は逆立ち恐ろしい怒りの形相をしています。そして軍荼利明王と同じく首、腰、足には蛇が巻き付いています。明王の姿は伝えられる経典によりさまざまです。

必勝祈願、敵国粉砕、国土防衛、疫病退散のご利益があるとされています。

 

秋篠寺大元帥明王像

 

 

 

降三世明王明王(こうざんぜみょうおう)

 

降三世明王は阿閃如来、大日如来の化身ともいわれ東方を守護しています。大日如来が説法をしていたとき、ヒンドゥー教のシヴァ神(大自在天)とその妃・ウマー(鳥摩)が仏教の教えに従わず欲望にとらわれていたため、降三世明王が降臨して倒したといわれています。そのため、降三世明王像の足下には大自在天と鳥摩が踏みつけられています。五大明王の一尊で東方に配され単独では祀られません。背には炎の形をした光背を持ち、手には様々な武器を持っています。4つの顔と8本の手が一般的な像容です。

煩悩除去、怒りを抑える、悪魔退ています散のご利益があるとされてます。

 

 

京都・東寺 (839年)

 

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軍荼利明王(ぐんだりみょうおう)

 

軍荼利明王は不動明王を中心とする、五大明王の一尊で南方守護を担当します。宝生如来の化身であり、「とぐろを巻くもの」の意味を持つ。胎蔵界曼荼羅においては、軍荼利明王として、金剛界曼荼羅においては、甘露(かんろ)軍荼利菩薩、金剛軍荼利菩薩、蓮華軍荼利菩薩がいる。これを三部軍荼利と呼ぶ。
3つの眼に8本の手があります。胸の前で交差している印が特徴です。この2手は軍荼利明王の根本印。そのほか右の2手は金剛杵、金剛鈎、印、左の3手は三叉戟、輪、羂索です。また手足には蛇が巻き付いており、蛇のベルトをしています。

煩悩除去、息災延命のご利益があるとされています。

 

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東寺

軍荼利明王(ギメ東洋美術館

 

金剛夜叉明王(こんごうやしゃみょうおう)

 

金剛夜叉明王密教における五大明王の1人で、北方の守護神とされています。金剛とはダイヤモンドを指し、何ごとにも破壊されない仏の智慧をあらわします。不空成就如来の化身ともいわれ、過去・現在・未来の悪い欲を飲み尽くし、仏の智慧で心の汚れを取り除きます。3つの顔と6本の手があり、正面の顔には眼が5つあります。右の3手は金剛杵、金剛鈎、矢、剣、左の3手は金剛鈴、弓、輪を持っています。

息災健康、怨敵退散、相手に打ち勝つご利益があるとされています。

 

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 大威徳明王(だいとくみょうおう)

 

 大威徳明王は阿弥陀如来あるいは文殊菩薩の化身といわれ、名前の通り威厳と仁徳がそなわり毒蛇や悪竜を打ち倒すとされています。五大明王のなかで 西方の守護者とされ一番の特徴は水牛に乗っていることです。右の2手は剣と棒、左の2手は三叉戟、輪を持ち、6つの顔は六道(地獄界、餓鬼界、畜生界、修羅界、人間界、天上界)6本の足は六波羅蜜(布施、自戒、忍辱、精進、禅定、智慧)を表しています。

戦勝祈願、煩悩除去のご利益があるとされています。

 

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東寺

大威徳明王 醍醐寺 ⭐

 

傑作仏像写真館

醍醐寺・京都「五大明王・大威徳明王像」重要文化財像高さ80cmの木像平安時代

 

こし庵
菩薩さまは慈悲でもって人々を優しく導きますが、明王はひねくれ者をおどしたり、叱ったりして人々を救うのですね。

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