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維摩経

大乗仏教から仏陀の精神を説く維摩経 【第十一巻 菩薩行品まとめ】

        大富豪の仕事術(著者:マイケル・マスターソン)

 

第九巻入不二法門品

 

第十一巻 菩薩行品

 

ここから舞台はお釈迦さまがおられます庵羅樹園(アームラパーリー)に戻ります。

維摩居士は得意の神通力で自分の部屋にいた全ての人々、椅子三万二千脚、衆香国の菩薩の為の九万脚、合わせて十二万二千脚に人々は腰をかけたまま移動して参りました。

この菩薩行品は衆香国の菩薩に娑婆世界の現実をみせ、そこで法を説き維摩居士の教えをお釈迦さまが証明していくのです。
そして彼らは菩薩行とはどういうものか、それは有為を尽くすべきでなく、また無為に住すべきではない、と教えられるのです。

「尽無尽解脱法門」(じんむじんげだつほうもん)

お釈迦さまが言いました「善男子たちよ、菩薩たちの〈有尽無尽〉という名の解脱があるが、あなたたちはそれについて学ぶべきである。それはまたどういうことかといえば、有尽とは有為といわれ、無尽とは無為といわれる。それゆえ、菩薩たる者は有為を尽くすべきではなく、また無為に住すべきでない。

有為を尽くさない
大慈から遠ざからず大悲を捨てず、深い心ざしを持ち、相手の気持ちを色々な角度から考えて、尽きることなく人々の救済をすること、自ら意識して行動することですが、けして全てが自分の思い通りにはならない、それは自分の尺度で物事を考えるからなのです。

無為に住さない
無為とは静寂の中に固執するのではなく、大きな心の動きに任せて行動し偏った考えを持たないこと、空、無の修行をしても形もなければ行うという意志もない。空を修行することは何もないということを修行するのだけれども、それは空をより所とはしない。無の修行をするが、けして何もない所に執着してはいけない。

お釈迦さまの教えは不二の道にあります。有為と無為を乗り越えた心を持ち、お互い肯定と否定が一つになって人生というものを構成している生と死の矛盾、しかし死がくれば生は消えてしまい生の時は死は無い。お互いを矛盾する概念だけど同時に存在し、否定しながら人の一生を作っているのです。何ものにも捉えられない、何ものとも矛盾せず、人々の救済に努めることが、菩薩の道ということを衆香国の菩薩たちに教えました。

一切衆生の煩悩の病を知り尽くすので無為に住さず、すべての病を鎮めるので有為を尽くさない。

 

こし庵
衆香国の菩薩たちは釈迦の大集会を称賛して帰って行きました
法のおみやげに感動したんですね
シナモン庵

 

-維摩経

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