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維摩経

大乗仏教から仏陀の精神を説く維摩経 【第四巻 菩薩品まとめ】

        大富豪の仕事術(著者:マイケル・マスターソン)

 

第三巻 弟子品

 

第四巻 菩薩品まとめ

 

お釈迦さまは、弥勒菩薩(みろくぼさつ)(マイトレーヤ)に維摩居士のお見舞に行きなさいといいました。
弥勒菩薩はいいました、私にはあの尊いお方の見舞いには行けません。

「昔、私は兜率天(そとつてん)の王一族に、悟りを得るための菩薩の位、不退転地を得るための修行について説いた時のことを思い起こすものですから。」
そのとき維摩がやってきて私にいいました。「弥勒さん世尊はあなたに生涯修行が終わったら、この上ないころの正しい悟りを得、一生の間に成仏できると世尊に言われているが、いつ生まれてくる時に予言が成立するのでしょうか。過去ですか、未来ですか、現在ですか、仮に過去なら既に過ぎ去ってしまっているし、もし未来に生まれてくる時だとしたらまだ未来は来ないし、また現在生まれてきているとしても、現在のこの時も流れているので、一瞬も静止することはありません。結局はどの時間もとらえようがない、不可能なことではないのか?」

さらに維摩は「絶対無の世界で授記されたのであれば、無の中では予言を得るも得ないもあるわけがない。絶対無の世界では迷いもなければ悟りもないのです。あるいは真如が生じることによって予言が得られると思いますか、それとも真実のありのままの姿が滅することによって予言が得られると思っていますか、真如の姿は生ずることもなければ、滅することもないのです。」

道理の観点からみても、予言であなたが悟りを得るとしたら、一切の衆生も同時に悟りを得ることになるのですよ。
なぜなら、真如は二つであるとか種々なるものとかに言い表せるものではないのです。ですから弥勒さん、あなたが仏になる予言を説いて天上の神々を導いてはいけません。

弥勒は維摩に悟りについて懇々と教えられ、返すこともできずにいました。そして、その場にいた200人の天上の神々は、真理を悟り心の安らかさ、即ち無生法認を得ました。

さんざんやられた弥勒は意気消沈で帰宅するのです。

 

 

次に釈迦は、プラバービューハ、光厳童子(こうごんどうじ)に維摩居士のお見舞いを頼みました。
しかしこれも断られました。

ある時光厳童子が維摩とヴァイシャーリーの大都城でお会いした時に、どちらからお越しですかと、尋ねたら道場から来ましたと答えました。その時童子は道場とは何ぞや?と考え尋ねられると

維摩はいいました「直心是れ道場」道場とは、建物や形態のことではなく、心のあり方に例えているのです。直心とは何かと言えば、私たちがどこにいても、正直な心、素直な心、誰でも生まれながらに持っている自然の心に道場が存在すると言う意味です。
その後も延々と道場なることについて述べられたそうです。

この説法がなされているとき、五百人の神々と人間たちが悟りへ向けて心を発しました。私は、何も言い返すことができずに黙ってしまいました。
それ故に私は維摩居士の病気見舞いに行くことに耐えられません。

 

次に釈迦は持世菩薩に維摩のお見舞いを促すと、持世菩薩からもお断りしますと言われました。
理由は菩薩が静かな部屋にいた時に、魔王が12,000人の天女を従え、あたかも帝釈天になりすまし包みを打ち、金の琴を鳴らしながら私に近寄り足元で礼拝し、持世菩薩に全ての天女を授けます。と言うのです。帝釈天と思っていましたので、懇々と説教をしていた所に維摩が登場して、「これは悪魔です、あなたをだまそうとしているのですよ。この女たちは私が貰います。」
悪魔はビックリして女たちと逃げようとしましたが、超能力を使っても動くことができずに悪魔が悶えていると、その時に空中から誰かの声が聞こえました。去りたければ維摩に天女を授けなさい。
悪魔は維摩を恐れ泣きながら、天女を授けました。維摩は天女たちにこれからは、悟りの修行をしなければならない。そして、これからは、五感の悦楽を求めることはなかろう。これからは、仏の教えを聞く喜び、衆生を供養することの喜び、欲望を求めない喜びを求めなさい。維摩は全ての喜びを述べました。

なぜ維摩はこんなやり取りをしたのでしょう。
維摩は既に天女たちを悪魔に返していました。そして不滅の灯火、「無尽灯」という教えを天女たちに授けたのです。一つの灯りが次々と増えていく、それは一人でも仏の教えに従って、その最高史上の悟りをその世界で起こさせるなら仏の御恩にも報い、また広く世の人々にも利益を与えることにもなる。といいました。

天女たちは維摩の足元に礼拝して悪魔と帰って行きました。
悪魔が泣いて赦しを請うほどの人に、お見舞いなどできましょうか。

佛教的財寶本尊-持世菩薩@ 大圓覺財神部落:: 隨意窩Xuite日誌

 

 

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